献血のお願い
供血犬、供血猫をご存じですか?
ワンちゃん、ネコちゃんも出血や血が壊されてしまう病気などで輸血が必要となる場合があります。
残念ながら人医療のように献血システムが確立されておらず、必要な血液の確保のため献血ボランティアが必要です。
当院では、病院犬猫スタッフが供血犬、供血猫として頑張ってくれていますが、
それでも追いつかないのが現状です。
供血ボランティアの条件
犬 | 猫 | |
体調 | 良好なこと | 良好なこと |
年齡 | 1〜7歳くらいまで | 1〜7歳くらいまで |
体重 | できれば15kg以上 | できれば4kg以上 |
性別 | 妊娠、出産したことがないこと | 妊娠、出産したことがないこと |
予防歴 | ワクチン・フィラリア予防を毎年していること | ウイルス検査(FIV・FeLV)が陰性であること |
性格 | 採血に協力的であること | 採血に協力的であること |
その他 | 過去に輸血を受けたことがないこと | 過去に輸血を受けたことがないこと |
ご協力いただきましたワンちゃん・ネコちゃんへ
献血時の健康チェック血液検査無料、ワクチン無料券贈呈!
ボランティア協力の仕方
供血登録
健診と血液型判定、血液検査、登録手続きを行います。
異常なければ登録完了!
緊急の輸血が必要な場合、病院よりご連絡いたしますので、
ご予定が合いましたらどうかご協力お願いいたします。
無菌的に採血するため、首の辺りもしくは前足の毛刈りを行います。
採血は15〜30分前後で終了いたします。
(動物の緊張が強い場合は安心してもらうため、ご相談の上、鎮静処置を行う場合がございます)
採血後、点滴を受け安静にした後、ご帰宅いただきます。
2〜3日は激しい運動は控えてください。
輸血を受ける場合
残念ながら輸血を行うことで、原因となっている病気が治るわけではありません。
治療方針に関しては当院獣医師もしくはかかりつけ医の先生と十分な相談の上、輸血を受けてください。
また、輸血は血液という臓器の移植にあたります。
血液型判定、クロスマッチ試験にて血液が合うことを確認した後、輸血を行いますが、
副反応が全く出ないわけではありません。
特に輸血が必要となるこたちは命に関わる重篤な疾患に侵されている場合がほとんどです。
十分ご理解頂いた上、輸血を受けるようお願いいたします。
輸血にかかる費用
血液型判定
クロスマッチ検査
輸血製剤代(供血動物の血液検査や採血にかかる費用です)
投与技術料
輸血モニタリング料
※安価な費用ではないことをご理解くださいませ。